夏は、赤ちゃんにとっても体調がゆらぎやすい季節です。
暑さ、冷房、汗、外出、帰省、旅行、イベント。
いつもと違う環境で過ごすことが増えると、赤ちゃんの眠りや機嫌、体のリズムにも変化が出やすくなります。
ベビーマッサージ教室でも、
「最近、寝つきが悪くて」
「お出かけが続いて、少し疲れているみたいで」
「冷房の中にいる時間が長くて、体が冷えていないか心配で」
そんなママの声を聞くことがあるかもしれません。
一方で、ママたちにとっても帰省や旅行など、楽しみがたくさんある時期。
体調を崩して、楽しみにしていたイベントに行けなかった……ということは、できれば避けたい時期でもありますよね。
そこでこの記事では、夏のベビーマッサージレッスンに取り入れたい、赤ちゃんの体調管理を支えるふれあいを3つご紹介します。
夏の赤ちゃんは、環境の変化に影響を受けやすい
夏の赤ちゃんは、大人が思っている以上に環境の影響を受けやすいものです。
- 外は暑く、室内は冷房で涼しい。
- 汗をかいた後に冷える。
- 外出や帰省で生活リズムが変わる。
- 人に会う機会が増えて、刺激も多くなる。
こうした変化の中で、赤ちゃんの体や気持ちが少し緊張していたり、眠りが浅くなったり、機嫌が不安定になったりすることがあります。
だからこそ、夏のベビーマッサージでは、ママの手で赤ちゃんの体にやさしくふれることで、赤ちゃんが安心したり、リラックスしたり、ママが赤ちゃんの小さな変化に気づいたりする時間を作っていきたいですね。
1. 耳のマッサージ|冷房や外出が多い夏こそ、体をぽかぽかにするふれあい
夏は暑い一方で、室内では冷房にあたる時間も長くなります。
外では汗をかき、室内では体が冷える。
そんな温度差の中で、赤ちゃんの体が少し緊張しているように感じることもあります。
そのような時、レッスンで取り入れやすいのが、耳のマッサージです。
耳は小さな部分ですが、やさしくふれると赤ちゃんも心地よさを感じやすい場所です。
耳全体を包むようにふれたり、耳のふちをやさしくなでたり、くるくると軽く動かしたりすることで、赤ちゃんの体がぽかぽかしやすいふれあいになります。
ポイントは、強く引っ張ったり、刺激を入れすぎたりしないこと。
赤ちゃんの表情を見ながら、気持ちよさそうにしているか、嫌がっていないかを確認しながら行います。
レッスンでは、このような言葉を添えてみましょう。
おすすめの声かけ
- 「冷房の中にいる時間が長い時は、耳にやさしくふれてあげるのもおすすめです」
- 「耳をやさしく触ると、赤ちゃんも心地よく感じやすいですよ」
- 「お出かけ前後や、お風呂上がりの落ち着いた時間にも取り入れやすいですね」
耳のマッサージは、短い時間でも取り入れやすいので、夏のレッスンの導入にもおすすめです。
2. 胸のマッサージ|ゆったり呼吸を感じるふれあい
夏は、冷房や気温差、外出の疲れなどで、赤ちゃんがいつもより体に力を入れているように見えることがあります。
そんな時に取り入れたいのが、胸まわりのマッサージです。
胸にやさしくふれることで、ママの手のぬくもりを感じながら、赤ちゃんがゆったり過ごしやすくなります。
レッスンでは、たとえばこのように声をかけられます。
おすすめの声かけ
- 「今日は胸のあたりにやさしくふれて、赤ちゃんの呼吸を感じてみましょう」
- 「ママの手がゆっくり動くと、赤ちゃんも安心しやすいですね」
- 「暑さやお出かけで少し疲れている時は、こういうゆったりしたふれあいもおすすめです」
赤ちゃんの表情や呼吸のリズムを感じながら行うことで、ママにとっても赤ちゃんをよく見る時間になります。夏のレッスンでは、こうした静かなふれあいを入れることで、赤ちゃんもママも落ち着きやすくなります。
3.背中のマッサージ|外出や刺激が多い夏に、安心して力を抜きやすいふれあい
旅行や帰省、イベントが増える夏は、赤ちゃんにとって刺激の多い季節でもあります。
- 知らない場所。
- いつもと違う人。
- 長い移動。
- 外の暑さと室内の冷房。
- 生活リズムの変化。
大人にとっては楽しい予定でも、赤ちゃんにとっては少し疲れやすい場面もあります。
そんな時におすすめしたいのが、背中のマッサージです。背中は、赤ちゃんの緊張や安心感があらわれやすい場所でもあります。
背中にやさしくふれることで、赤ちゃんがママの手のぬくもりを感じ、安心して力を抜きやすいふれあいになります。
レッスンでは、次のように伝えてみましょう。
おすすめの声かけ
- 「お出かけが続いた時は、背中をゆっくりなでるふれあいもおすすめです」
- 「背中をなでながら、赤ちゃんの体がふっとゆるむ感じを見てみましょう」
背中のマッサージは、うつ伏せで行うこともありますが、赤ちゃんがうつ伏せを嫌がる場合は、無理に行う必要はありません。
- 抱っこのまま背中をなでる。
- ママのお腹の上で短い時間だけ行う。
- 横向きの姿勢で背中にふれる。
その日の赤ちゃんに合わせて、姿勢を変えても大丈夫です。大切なのは、「赤ちゃんが安心して背中にふれられること」です。
夏のレッスンでは、外出やイベントで刺激を受けた赤ちゃんが、ママの手でほっとできる時間として、背中のマッサージを伝えてみてくださいね。
夏のベビーマッサージレッスンも、ママと赤ちゃんの状況に合わせて取り入れよう
ここまでで、夏のレッスンで取り入れたいふれあいとして、今回は3つをご紹介しました。
レッスンでは、ベビーマッサージの効果そのものを、ついつい話してしまいたくなりますが、ママたちの生活の中でどのように取り入れられるのか、どんな時に役立ちそうなのかを伝えていきましょう。
- 「夏はお出かけや冷房で、赤ちゃんの体もゆらぎやすい季節です。今日はお家でも取り入れやすいふれあいをお伝えしますね」
- 「旅行や帰省の前後は、赤ちゃんもいつもと違う刺激を受けています。背中をゆっくりなでるだけでも、ほっとする時間になりますよ」
- 「冷房の中で過ごす時間が長い時は、耳にやさしくふれて、体がぽかぽかするようなふれあいをしてみましょう」
このような声かけがあると、ママは「家でもやってみよう」「ベビーマッサージっていいな」と思いやすくなります。
また、そんな視点があることで、講師さん自身も、ただ手技を伝える、マッサージの順番を進めるだけでなく、季節や赤ちゃんの様子に合わせたレッスンができるようになります。
赤ちゃんの発達や体の見方を深めることで、レッスンの中で伝えられるママたちに響く「声かけ」に繋げていきましょう。